新リーグ参入辞退のお知らせ。

 

日頃より、大阪ラヴィッツの活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 

大阪ラヴィッツは、2024年開幕予定の新リーグへの参入辞退を、一般社団法人日本ハンドボールリーグに対して本日付(2022年11月30日)で表明しましたことをお知らせいたします。

 

私たち大阪ラヴィッツは2016年に、トップリーグチーム不在だった大阪の地で、女子チームとして創設しました。

ささやかなスタートではありましたが、多くの方々のご支援を賜ることができ、その皆さまと勝利の喜びを共有する機会は少ないものの、今日においても活動をつづけることができています。

また、さまざまなスポーツやレジャー、エンターテインメントに触れられる大阪において、地域に根ざすことやハンドボールをメジャー化させることを目標とし、学校訪問講習会や地域イベントへの参加を積極的におこなっています。

さらには、次世代育成活動としてジュニアチームの「大阪ラヴィッツみらい」を立ち上げ、女子の小学生カテゴリー、中学生カテゴリー共に全国大会出場を決めることもできました。

現在では、地元においてチームやハンドボールの認知度が徐々にではありますが向上していることを実感しています。

これもひとえに、チームに関係してくださっている方々のおかげであるのはもちろんのこと、あらゆる活動に対して前向きに取り組んでくれる選手たちの頑張りの結果でもあると考えています。

創設以来、チームには多くの出会いと別れがありましたが、常にあるのは「全員で大阪ラヴィッツのブランドをつくっていく」という考えであり、その想いこそが私たちの財産です。

 

今般の新リーグ構想については、ハンドボール界の大きな発展が期待できる出来事と捉え、私たちも参入に手を挙げました。

各所と意見や情報を交換する中で耳にするのは、ハンドボールの発展を願う声ばかりで、それにつきましては私たちも全面的に共感するところであります。

一方で、私たちにとっては問題や課題となることが多かったのが実情であり、それを解決するためにも度重なる会議の場などで各所と話し合いを進めてまいりました。

しかしながら一向に解決が叶わず、昨日開催されたオーナー懇談会を終えまして、新リーグの参入を辞退させていただく決断をいたしました。

 

今後については、チーム創設時からのスローガンである「『想いをつなげ』と、ボールが言う。」を念頭に、内部および各所との共創を図りながら、チームに関係してくださる方々に希望を感じていただけるような新たな道を模索し、取り組みを実行していきたいと考えております。

そして、女子スポーツの発展も大きな目標とし、選手たちが存分に輝くことができる環境づくりをめざして前進する所存です。

 

誠に勝手ながら、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。