破壊と創造【ラヴィーちゃん】
ラヴィッツは去年の8月から日本リーグに参戦しているわけだピョンけど、これまで表には登場しないマスコットとして、裏で色々なものを見てきたピョンよ。
そして常々思うのは「部活を含めた体育としてのハンド」と「スポーツエンターテインメントとしてのハンド」をまだまだ分けきれていないという現状をどうにかしたいということだピョンよ。
トップリーグである日本リーグの選手たちが、子どもや学生たちに模範的な姿を見せるのは当然のことだピョン。
けれど「上手い大人たちが、学生大会と同じような場所と形式で有料試合をしている」ということだけでは、たくさんの人を呼ぶことはできないと感じるピョンよ。
どちらかと言えば、父兄や同級生などが多数応援に駆けつける学生大会のほうが盛り上がってることが多い気がするねんピョン。
ではどうすればいいかと考えると、やはり演出などを含めた「魅せかた」というものが大事になってくるピョンよ。
人気のあるスポーツは、子どもや学生たちがトップリーグの選手の身のこなしや着こなしなどにあこがれ、非日常的な空間に魅せられ、その競技をはじめたり、選手の真似をしてみたり、応援に行ったりするということが頻繁にあるピョンよ。
年長者が年少者に良い影響を及ぼすという構図だピョンね。
そうして競技人口を増やしながら、日本リーグも人々の生活に溶け込んでいくことができれば、やがてハンド文化も成熟するはずだピョン。
逆に体育としての模範的なハンド大会を、大人たちがそのままやっていても、こういうことは起こりにくいピョンよ。
これは選手に非があるわけではなく、もっと根本的なところに課題があるはずだピョン。
お金の問題もあるピョンよ。
それでも、多少どこかから「チャラチャラして、けしからん」という声が聞こえてきても、観戦が有料である限りはショー的なエンターテインメント性を追求しないといけないと思ってるねんピョン。
創造するために、破壊しないといけないものがたくさんあるねんピョン。
そして収益をキッチリと協力者に還元して、さらに魅力ある大会をつくりあげて、ファンの皆さまに飽きられないものを届けなければいけないと思うピョンよ。
ラヴィッツはどうかと言えば、足りないことだらけだピョン。
でも理想は持っていて、夢だらけだピョンよ。
理想を忘れないためにも、チーム設立時につくって、今でも着たり、販売したりしているTシャツに「IT’S SHOW TIME!」と書いてるねんピョン。
まだまだ負けることが多いチームだピョンけど、見すえているものはあるねんピョン。
お金がないので知恵を出すことが生命線のようになってるピョンけど、たんなる運営だけではなく経営の目線が大事と思ってるピョンよ。
自分たちがやりたいことだけをするのではなく、ニーズをさがして届けるという、マーケティング目線も大事だピョン。
安定はしていないピョンけど、色々なことに挑むことができる立場ではあるピョンよ。
他のチームの表側を見させていただく機会も多くなって、中には同じような理想を感じるチームがあったり、学ぶことが多いチームもあるピョンよ。
何より、観戦に来ていただいている方々や、ブログやTwitterなどを見ていただいている方々には「本当にありがとうございます」と思ってるねんピョン。
「どの試合も必ず勝ちます」とは約束できないピョンけど「いつか新しい日本リーグチームのありかたを実現します」とは約束できるピョンよ。
理想が叶うまで、叶った後も、努力を努力と思わず、皆さんと一緒に楽しみながら前へ進みたいねんピョン。
そして選手たちがもっともっと自信を持って「わてらがラヴィッツでっせ」と言えるようになればいいピョン。
もしそうなれば「なぁ、『わて』って何やねん」と言ってくださいピョン。